経験を積んでくると、ある程度自分の手法も決まってきますし、FXではひとつの口座に資金を集中して、取引をしたいと考えがちです。しかし、私の考えでは、口座は分けるべきであると考えています。例えば、スワップに対しても業者間で差があります。ユーロの場合など昨年末まで売り買いのスワップが逆転している業者まであったのに、そうじゃないところもありました。もし、同じ手法をしていて、売りのポジションが捕まっている場合、全ての資金がマイナススワップになるのを、口座を分けることによって防ぐことが出来るでしょう。反対に、買いポジションの場合でも回避することが出来たでしょう。他にも、指値やイフダン、オーシーオーを使ったトレードではなく、チャートやレートをリアルタイムで見ながら行う場合、自分ではここだと思ったところでポジションを持ったつもりでも、少し時間が経つともっとお得な値まで変動している事って、よくあることでしょう。これも、口座を分けて時間差で行うことによって、少しでも利益を逃さない事につながります。もちろん、その逆もありえますがそちらより、逆に変動してしまっていることのほうが多いという経験を持っている方のほうが大多数だと思います。相場とはそういうものですからね。さらに、別の手法で挑戦したい人でも、大きなリスクヘッジになるはずです。

例えば、中期的なスイングトレードを行っていて、少し前までのトレンドに合わせて売りで勝負していた人は、政権交代からの急激な円安相場によって大きな含み損のポジションを持ってしまっているでしょう。

しかし、昨年の安値の時期に豪ドルで長期スワップ狙いの手法も別の口座で行っていたとしたら、大きな含み損とスワップ金利で相殺する事で、損切りをしてもプラスになったり、小さな損で済んでいる事でしょう。もちろん、スキャルピングをする人の場合はよりスプレッドが小さい業者を使ったほうが有利ですし、スワップ狙いなら金利が高く、それだけを引き出せるような融通の利く業者を利用したほうがいいです。それを守って目的に合わせて口座を分けておけば、わずかですがリスクが小さくなったり、利益が大きくなったりするわけですから、トータルで考えると、やっぱりFXにおいては口座を分けておくべきであるという結論に達するはずです。経験を積んで、ある程度自信を持っているからと、安易に資産を集中させずに、しっかりと分けて管理するようにしたいですよね。